「ご飯の時間だよ。テーブルから降りて…テーブルに乗っちゃだめだよ!」
子ども食堂を始めて、9年になる。
いろんな子どもたちの反抗期が通過していくのをやり過ごしてきた。
普通に笑いながら話していた子が、ある日突如…突然…いきなり…
と、言い出す。
半年で通り去る子も、1年、2年…で、また、ある日突如…突然…いきなり…
「あのね…」と、普通に話しかけてく来る日がやってくる…事をわかってはいる。わかってはいるし、見てもいる、だけどやっぱり、何を言っても
「うっせぇ~くそばばぁ~」と言いながら、とにかく何でも反対の意見を言いまくる。どうやって接点もとうか悩む、悩む、悩みまくるのは、なぜだろう?
思い出してみれば‥‥何人の子の反抗期にかかわらせてもらったかな…。
そして何人の子が此処から社会人になっていったかな…。
懐かしい写真。この写真の中からだと14人の子が今はもう社会人になっている。
大変だったね、中学の入学式や卒業式、修学旅行の準備。
パンツがない、靴下穴空いているじゃん、バックがない、女子は、下着がないと言い出し深夜のドンキに下着買いに慌てて行ったね。いろんなことがあった。高校の入学時は特に大変。制服や入学準備に猶予がなくて必要な物を揃えるのに入学式前日になってしまう事もあったね。きっと皆不安だったよね、入学式行けるのかな…て。そんなこんなをにぎやかに過ごしながら、今は、社会人になった子がいっぱい。
そして、今は、仕事が休みの時に遊びにやってくる。反抗期じゃないけれど、ある日突然やってくる。そして、決まり文句が「お腹すいた~」
結局子ども食堂9年やっていて、「ありがとう」は、こっちなんだな。
たくさんの楽しい時間を私たちに
不安で過ごしたあの頃のような気持ちが、この子たちにもう二度とありませんように。
by hiroko